直線上に配置
841回目のひとりごと
心肺停止のランナー、除細動器(AED)が命救う
以前、民間レベルでは目の前で人が倒れても、人工呼吸や心臓マッサージしか手がありませんでした。しかし、それは止まってしまった心臓や呼吸の代わりをしてあげるだけで、蘇生の可能性は限りなく小さかったのです。病院に搬送されたあと除細動器(AED)で電気ショックを与えることによって再び心臓が鼓動する可能性が高まります。しかし、それは心停止から2〜3分以内に施されれば70%以上という高い蘇生率なのですが、時間がたてばたつほど蘇生の可能性が低くなります。しかし、それは一昨年までは一般の人の使用が認められていなかったのですが、昨年から一般の使用が認められました。最近では空港など公共性の高いところに順次配備されていますが、昨日70歳のマラソンランナーが倒れ、救急車が到着する前にAEDによって蘇生したというニュースが流れていました。AEDの配備とそれを使える人が増えることによって、日本でも救急の現場での蘇生率は飛躍的にアップするはずです。とはいっても機械物なので、操作方法は講習で早めに習得しておきましょう。PADIのEFR(エマージェンシーファーストレスポンス)は日本でももっとも早くAEDの使用方法を取り入れた講習です。アミューズにもAEDのトレーナ器がありますので、効果的に身につけることができます。リクエストで随時開催していますので、スタッフにお尋ねください。ダイバーなら是非知っておきたいテクニックです。
前回のひとりごと 次回のひとりごと

現在の訪問者数
直線上に配置