フィリピンの海
フィリピンは常夏の島で1月から6月ぐらいが乾季、7月から12月が雨季と言われています。雨季といっても日本の梅雨とは違い日中のスコールが乾季に比べ多くなる程度です。たくさんの島々に囲まれていることと風が吹いても島影に隠れたポイントがあることで1年を通してダイビングを楽しむことができます。
 
マクロ派?ワイド派?
世界中の海で様々なダイビングポイントがあり、様々な潜り方がある今日、フィリピンではほとんどのダイビングスタイルを経験することができます。保護区でのサンゴ礁でのんびりダイビング、大物狙いのドリフトダイビング、レア物を中心とするマクロダイブとフィリピンにはダイバーが望む全ての要素が揃っています。


フィリピン(セブ)インフォメーション
日本からマニラ経由でセブ(マクタン島)へ約4時間半で到着します。フィリピンは大きな島・小さな島を合わせると約7100となる群島国家です。セブ島を中心とする広域をビサヤ諸島と言い、絶好のダイビングポイントが点在します。ボートで足を伸ばせば元気なサンゴや大物・群れに逢えるポイントへも日帰りで行けたりもします。

バンカーボート(ダイビングボート)
フィリピンのダイビングはボートダイビングが基本です。特徴あるボートには左右に腕(アウトリガー)がついており安定性が抜群です。ついウトウトお昼寝が始まるくらい静かに進みます。ポイントまでは10分~3時間と様々です。その日に合った良いポイントへ案内してくれるでしょう。

フィリピンスタイル
ダイビング器材はボートスタッフが全てセッティングしてくれ、エントリーエキジットもサポートしてくれます。これぞ「殿様ダイビング」って感じです。しかしながら器材のチェックとバディチェックは忘れずに行いましょう。


ダイビングポイント情報
セブ・マクタン島周辺(マクタン島からボートで約5分~15分)
なだらかなスロープ場の地形やドロップオフが中心となる地形でサンゴやサンゴのガレ場に魚や生物が生息しています。『イザリウオの仲間』『ハゼの仲間』などが見ることができます。
ヒルトゥガン島(マクタン島から約30分)
サンゴ保護区となっているヒルトゥガン島はサンゴが綺麗に広がり『ハナダイの仲間』が群れています。代表的なのは『ツバメウオ』の大群です!是非ご覧あれ。
オランゴ島(マクタン島から約30分)
上級者向けポイントですが『ニタリザメ』が高確率で見れるようです。マンタやジンベイも出るらしいぞ!
カビラオ島(マクタン島から約1時間30分)

マクタンから足を伸ばすとそこはダイバーズ天国!保護区となっているカビラオ島は潮通しがよくギンガメアジやバラクーダと言った回遊魚が高確率で見ることができます。透明度と豪快なドロップオフは見物です。


ちょっとマクロネタ
フィリピンのフィッシュウオッチング&フォト&ムービーネタは語りきれないほどあります。
ハナダイ
フィリピンでまず語りたいのがハナダイ(キンギョハナダイの仲間)です。必ず見てほしいのが『パープル・ビューティ』日本のハナゴイの南方種でキレイな紫色です。数は沢山います。その次に下写真左『メラネシアン・アンティアス』キンギョハナダイの南方種(緑・黄)バージョン。この二つは絶対確認チェックしてね。
クマノミ
日本で見ることのできるクマノミは6種類(クマノミ・ハマクマノミ・カクレクマノミ・トウアカクマノミ・セジロクマノミ・ハナビラクマノミ)フィリピンではさらに3種類【スパインチーク・アネモネフィッシュ】【イースタンクラウン・アネモネフィッシュ】【ティレズ・アネモネフィッシュ】さてあなたは何種類GETできるでしょう?
スズメダイ・ベラ・ハゼ
スズメダイ・ベラ・ハゼは書ききれないのでごめんなさい!フィリピンではこの3種はすごいいっぱいです!
エビ・カニ・ウミウシ
エビカニも種類が豊富です。下写真右のオランウータンクラブをはじめフリソデエビ・ピンクスクワットロブスター・共生エビとエビ・カニマニアもまずはフィリピンからと言うぐらいです。ウミウシは日本で見られるものも見かけますが色デザイン共にカラフルです。